患者さんの病院満足度
患者さんの病院満足度
病院に満足している外来患者は59%に上り過去最高を更新した
ことが今月4日、厚生労働省の2017年の調査より分かった。
調査は3年に1回のペースで継続的に行われており
今回は17年10月の指定された1日に全国490病院で実施。
入院・外来の患者計約14万7000人から回答を得た、とある。
ソース:ヨミドクター2018年9月5日記事より
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180905-OYTET50005/?catname=news-kaisetsu_news
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最初、見出しの患者満足度59%という数字に
「あら、少ないな。患者さんの不満や改善希望をちゃんと聞いて
日本全国規模で素敵な病院が増えるように変えていかないとね。」
と思っていたら満足度過去最高のようだ。
どうやらこの59%という数字はお手柄ということであるらしい。
仮に飲食店や携帯会社で「なんと!顧客満足度59%きました!(バーン!)」
などとアナウンスされることがあれば
「え・・・う。。うん?w」と戸惑いが生じそうである。
病院には凄いクレーマーな物言いの患者さんがいて
低評価を連発することもあるかも知れないが
飲食店や携帯会社など、どこにでもそういう人は一定数存在しそうだし
クレーマーのせいで59%に落ち着いたというわけではないだろう。
患者満足度を厚労省が調べている事実があるのだから
患者さんからの評価は国としてある程度気にはなるようだ。
(患者なんてどうでもいいや!ということであれば調べないだろうし)
59%の満足度をどう捉えるかは個々人の感覚なのだとは思うが
僕はちょっと少ないのかなと感じた次第である。
病院という場所が、患者さんのフラストレーションを溜める場とならないよう
医療人になる者として考えなければならないと思い
今回この記事を備忘録も兼ねて扱った。
国として、よりよい医療の場を作る足がかりとしての調査であれば
素晴らしいことだなと思うし、そうあってほしい。
厚労省の感覚と一般国民の感覚に、乖離が無いことを願うばかりである。