五浪丸 The final challenge

五浪丸の113回医師国家試験への軌跡

国試の席順

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国試の席順

医師国家試験は、全国の医学生が六年間頑張ってきた最後の集大成である。

今日は、その医師国家試験の「席順」について話したいと思う。

試験会場は北から南まで地域毎にある。

東京は全国で唯一試験会場が二つあり、集まる学生の多さを物語っている。

現役生は学校が受験手続きをしてくれるので、事務の方が受験希望地を

自分の大学から近い場所を選ぶが、どこの受験会場で受験するかは

本人の自由であり、極論、北海道の受験生が沖縄で受験することも可能だ。

知り合いの浪人生が「おれは敢えて過酷な受験地をチョイスする!」とか

訳分からんことを言っていたのを覚えている。

小さな受験会場だと「え?!国試受ける人少ねえw」と受験生の数に焦るらしいが

東京、大阪会場は1000人オーバーの受験生が集まる為、祭りの様相を呈する。

 

受験番号で振り分けられる各教室は大学毎にかたまっていて

普段の顔なじみと一緒に試験を受けることになる。

しかし、カンニング防止の為なのか席順は前から

A大学受験生、B大学受験生、A大学受験生、B大学受験生・・・と

二つの大学が交互に席に着く。

前後左右は知らない他大学の学生である確率が極めて高いので

ガラスメンタルな方は覚悟されたい。

予備校生も同じルールが適用される。

例えば医師国家試験予備校大手と言えばテコム、メックが有名だが

席順はテコム生、メック生、テコム生、メック生となる。

予備校に属していない宅浪生や外人(海外医大出身受験生)などは

「大学にも予備校にも属さない、その他」みたいなグループとなるようで

そういった背景のある人たちで教室、座席を固められる。

宅浪生である五浪丸はこのグループとなる。

この座席周辺は年令も国籍もバリエーションに富んでいて

他の受験生たちとは一線を画し異彩を放っていている。

今年二月の試験の時には斜め後ろの人が白衣を着て受験しているおじいちゃんで

「何故白衣?既に医者みたい。コスプレなの?!そうなの?!」と思った。

鉛筆でマークをつけなくてはならない試験なのに

ボールペンしか持っていない外人もいた。

過去の東京会場では試験監督が「よーーーい、どん!と言ったら

走って下さいw」みたいな、試験開始のフェイント言葉で

試験解き始めた外国人もいらっしゃったらしい。

。。。何か「その他勢」色々すごいww

現役の大学生がキャピ系、ウェイ系等賑やかなイメージに対し

こちらのグループはまた違った雰囲気がありカオスである。

 

来年2月受験時の席順も同じルールが適用されるのかは全く分からないし

具体的な自分の受験教室、席順は受験票をもらうまで分からない。

過去の医師国家試験はこんなでしたという感想を述べたまでなので

へー、そんな感じなんだと概要だけ感じて頂ければと思う。

 

まとめ

●医師国家試験の受験地は北海道から沖縄まで自分で選べる

●現役生の席順は自大、他大、自大・・・の順番

●宅浪生、外人はその他勢で教室、座席を固められる

●具体的な席順、教室は受験票をもらうまで分からない