五浪丸 The final challenge

五浪丸の113回医師国家試験への軌跡

模試がやってくる

 

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模試がやってくる

 

早い医学部では既に6月上旬の時点でテコム第一回目の医師国家試験模試(通称テコ1)を学校単位で実施しているようだ。来月には医師国家試験予備校MECからも夏MEC模試が販売開始されるし、いよいよ自分も勉強にスパートをかけていかねばなるまい。

ただ、この時期(春MEC、テコ1)の模試は偏差値が良くても全く安心はできない。

東日本医科学生総合体育大会、通称「東医体

西日本医科学生総合体育大会、通称「西医体」

これら体育会系医学生のクラブ活動が完全に終わるのは毎年8月下旬頃であり(早くに引退している6年生も当然いるが)最後まで頑張る医学生もいる上に、模試を受けていない医学生、模試を受けてはいるがノー勉に近い医学生もまだまだ多いので偏差値が良くても安心はできないというのが理由である。実際、テコ1の総受験者数は毎年少なく、2、3,4と模試の回数が進むのに比例して総受験者数が増加する傾向が常である。秋から冬にかけては大学で卒業試験などもあり、夏にほんわか過ごしていた現役医学生も怒濤の追い上げを見せる。この追い上げは非常に勢いがあり、秋以降の模試(冬MEC、テコ3、テコ4)は自分の順位と国試合格率に一定の信憑性が出てくるので是非受験するべきである。予備校生が優勢であった夏MEC、テコ1での成績分布が逆転しだすのもこの秋以降の模試に顕著である。

 

予想問題重視派

順位や偏差値なんて関係ない。各予備校が作る予想問題をこなす事が大切なんだ!という医学生もいる。こちらの場合、片っ端から模試を受験するのが良いのかも知れない。最大ではMECで春夏冬の3回。テコムで4回。今年からメディックメディアでも模試があるので1回。MACの国試本番プレテストが1回。計9回予想問題を解くチャンスがあるのだ。

脳みそのキャパが無い、どの模試も(春MEC以外)一回15000円という大金で資金が無い、ナイナイマンの僕としては全部受けることはしないが、予想問題大切派は検討頂きたい。因みにhzm先生は「いやあ、全部受ける必要は無いんじゃないかな。3,4回でいいのでは。」と言っているが、これも一つの参考意見として最終的には個々人で考えれば良いと思う。過去問に加えて初見の問題を解くことが己の力になることに何ら異論はない。

 

以上、今回は模試全体の話をざざっと書いてみた。

この時期、模試の成績には一喜一憂せず、どの科目もバランスよく粘り強く周回学習することが一番大切なように思う。