五浪丸 The final challenge

五浪丸の113回医師国家試験への軌跡

五浪丸が伝えられること その3

五浪丸が伝えられること

その3

前回、家庭の変化に続き、今回は友達の変化を書いていきたいと思う。

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友達の変化

結論を先に言うと、友達との距離は自分が作ってしまう。

後ろめたい。

お金がない。

失敗ばかりで格好悪い。

などなど。

いろんな思いが自分を責める。

 

しかし、友人たちは僕が何浪しようが関係無くいつだって温かいのである。

 

受験の失敗により僕に対する態度を変えるということは微塵もなく、毎年心から心配してくれる。

面白いのは男女の差だろうか。

 

女友達

女友達は「言葉掛けが細やか」で本当に優しい。LINEでもその心温まる言葉に何度も泣きそうになったし救われた。女医はキツいとか、お高くとまって冷たいから結婚できないなんていう話をよく聞くが、本当か?と首をかしげたくなる。少なくとも、僕の周りの女友達は人間のできた素晴らしい人ばかりだ。僕もこうありたいと、いい刺激を沢山もらっている。

 

男友達

「おい、5浪ってwwwそろそろネタ的にも十分レジェンドだから、次は合格しろやww俺らを待たせすぎだろw」とか「よお五浪丸。まあ、なんだ。また来年頑張ろう!国試来月だけど笑」「MECのテキストいるか?111回受験用やけどww」など受験前も全力で煽ってくるのは間違いなく男友達だ。多少ぶっきらぼうな物言いが多いが、最後には「飲みにいかん?しんどいやろう。いつでも言えよ。遠慮だけはしないでや。」と心配してくれる。「単純明快。だけどいつも心配してくれている。」というのが僕の男友達のイメージだ。

 

 

こうやって書いてみると、周りの人間が素晴らしいから五浪という環境でも自分は何とか生きていられるんだろうなあと改めて思う。両親を始め、周りには本当に感謝しかない。次は絶対に結果をだして、みんなから貰ってきたありがたさを少しずつでも返せるようにする。

大切な両親や友人たちも、それぞれに日々頑張って生きている。悩みも大小の違いはあれど、みな抱えているだろう。自分だけがしんどいのではないので、できるだけ腐らずに前を向きたい。こうやって自分の思いや決意を文字として刻んでおくことは、ブレそうになったとき、挫けそうになったときに意外に大切だ。

 

ということで、まとめ。

友達との距離は毎年悪い方向に少しずつ変化する。

しかし、それは

後ろめたい。

お金がない。

失敗ばかりで格好悪い。

などを理由に自分が作ってしまう距離である。

 

友達から僕に対する変化はない。

あるのは自分から友達に対する変化のみである。

多浪になるその前に、

友人との間に自分が無意識に距離を作ってしまうその前に、

皆さんが国試に合格できることを、切に願う。

僕も皆さんと一緒に合格できるよう精一杯頑張ります。